2社購買の前提のもと、当社と他メーカーで並行して試作をされていましたが、表面材の素材間違いや、接着強度不足などがあり、当社に一本化されました。
素材の取り違えはどのような管理で発生したのか不明ですが、接着強度については、接着剤の塗布方法、塗布量、加温管理が重要になります。
当社では、コーター塗布のため塗布量、塗布ムラを極力排除するよう取組んでいます。
このような管理と設備で対応していますので、現在、量産機への採用を進めていただいております。
アルミハニカムパネルの接着強度を担保するには、その接着剤に合った、加温、加圧条件の管理が必要になります。もちろん外気温との兼ね合いもあり
ますので、高精度な加温コントロールが必須です。
これらのことをご存じのお客様が少ないため、適当な圧力、加温で不安定な接着を堂々と行っているハニカムパネルメーカーがあります。
接着したパネルに加温したら、硬化するまで平気でそのまま加圧しているメーカーがほとんどですが、一旦加圧しても、その後の加温による温度変化に応じた再加圧が必要です。当社では自動的にこれを判断し再加圧するプレスを開発、使用しております。