
高精度アルミハニカムパネルを作る
技術をすべて揃えています
アルミハニカムパネルは構造は簡単ですが、製造が非常に難しい製品です。また、接着剤を使用するため、接着剤の管理、接着条件が製品の良し悪しにダイレクトに効いてきます。
ジェイハニカムズは高精度なアルミハニカムパネルを製造するすべての技術を保有し、設計から提案いたします。
設計

製品のアルミハニカムパネル化の設計を提案します。強度計算や二次加工の箇所など、お客様のご要望に合わせて提案します。
高精度加工

アルミハニカムコアを機械加工することに成功しました。これにより高精度な加工が可能になりました。
接着

自動機による均一塗工と専用のホットプレスを使うことで、最適な温度と圧力で接着が可能です。
01. 構想から設計
提案力には自信があります
弊社は工業用アルミハニカムパネルのメーカーとして人工衛星やロボット、医療、吸着パネルなどあらゆる分野に携わることで、技術力を高めてきました。
また、これまで手作業で行っていた作業の機械化を進め、アルミハニカムパネルの精度を比較にならないほど高めてきました。
製造技術が向上したことで、難しいとされていた形状にも対応できるようになり提案の幅が広がりました。
これまでの経験、製造技術、設計技術を使って、お客様のご要望以上の提案をいたします。

複雑な形状にも対応可能
弊社は専用機を自作することで複雑なアルミハニカムパネルの製造を可能にしました。
これまでハニカム部分はハサミなどを使って、手作業で切り取りされていました。そのため、精度が出せず複雑な形状を作ることができませんでした。
弊社はハニカム部分を機械的に切る専用機を開発しました。これによりフレームにピッタリあうようにハニカム部分を加工できるようになり、複雑形状のアルミハニカムパネルの製造に成功しました。

最適なハニカム構造を提案
アルミハニカムパネルはほとんどの場合「軽量化」を目的として使われています。そのため、できる限りハニカム部分を多くしたいという要望をいただきます。
単純な形状であれば問題はないのですが、形状が複雑になり、穴あけ、ネジ切りなどの加工が入ってくるとハニカムにできる場所とできない場所が出てきます。
技術がない場合、ハニカム部分にできる箇所が少なくなりますが、弊社は製造技術と設計技術を持ち合わせているため、お客様のオーダーに合わせた最適な提案ができます。

02. 高精度加工
アルミハニカムのカットを機械化
アルミハニカムを機械的にカットできる専用機を開発しました。
これまでハニカムの加工は手作業で行われていたため、作業時間がかかり、精度も出せませんでした。
精度が出せないとハニカム部分を大きく取れないため、製品の軽量化がうまくいきません。
弊社は専用機を開発することで加工精度を上げ、最適なアルミハニカム製品を作るできるようになりました。

高精度加工によりハニカム部分を最大限に活用可能
アルミハニカムを高精度で加工できるようになったことで、製品のハニカム部分を大きくできるようになりました。
アルミハニカムパネルは
1.ハニカム部分にしたいところをくり抜いたフレームを作る。
2.フレームのくり抜きにピッタリ合うようにアルミハニカムをカットする。
3.フレームにアルミハニカムを入れる。
のように作るのですが、2のアルミハニカムのカットの精度が出せなければ、右のような複雑なアルミハニカムパネルを作ることはできません。弊社はアルミハニカムのカットを機械加工できるような専用機を開発したため、ハニカム部分をできるだけ大きくとれるように製品を作ることができます。

03. 接着技術
接着剤の選定
まず大切なことは接着剤の選定を正しく行うことです。
豊富な種類の接着剤の中から用途にあった適切なものを選定しなければなりません。
弊社では製品の使用環境をお聞きした上で、適切な接着剤を選定しています。

接着剤の均一塗布
良いアルミハニカムパネルを作るためには接着剤を素早く均一に塗布することが求められます。塗りムラがあると接着できていない箇所も出てくるため密閉性にも影響します。さらに、接着剤の使用量が多くなるとそのまま重量に響いてきます。
また、時間をかけてしまうと接着剤の硬化が始まってしまうため、塗る速度も考慮しなければなりません。
小さい面積のものであれば比較的簡単なのですが、サイズが大きくなるにその難しさは上がっていきます。弊社は接着剤の混合や塗布をすべて自動化しているため、均一に素早く塗ることが可能です。

マスキング
アルミハニカムパネルを吸着パネルとして使用する場合、接着剤が穴を塞がないようにマスキングを施します。
マスキングの精度が悪いと穴を塞いでしまったり、必要な箇所に接着剤が塗られていないと言った問題が発生します。
弊社は精度良くマスキングをできるように製造していますので、ご安心ください。

温度制御付きホットプレスによる接着
接着剤には厳密な接着条件があります。特に「温度、圧力、時間」が条件となります。
完璧な接着をさせるためには、アルミハニカムパネルの上限すべての面を均一な温度にして、かつ均一な圧力をかけなければなりません。
均一な圧力はプレス機を使用すればある程度クリアできますが、温度はそう簡単ではありません。プレス内に入れるヒーターの配置、温度の制御方法などを調整するのと同時に、外気温も考慮しなければなりません。
弊社は温度調整機能をつけたプレス機を独自で開発して、最適な接着条件がいつでも出せるようにしていいます。
